ダルマスカ王国の話が出てきて、お祖母ちゃんが最初に暮らした国だと思っていたら、ゴルモア大密林も出てきて、さらには聖天使アルテマの求める依代が『次代の光の戦士』だったと聞いて、もう、「お祖母ちゃんから連綿と続く運命の糸は、この為だったのか」と思うほど。

幾つも並行に重なり合う世界の、己と同じ立ち位置の異なる『光の戦士』の中に、お祖母ちゃんとお母さんも居たのだろうと思え、「聖天使アルテマを倒すには、力が足りなかったのかもしれない…」と思わせた。

故に、幾代にも運命を重ねて、聖天使アルテマを倒すに足る力と心の強さを兼ね備えたルナの世代で、ひとつの物語の締め括りができるのだと思った。