●終わった直後の印象
次のストーリーに向けて色々と伏線が用意された感。パパリモ、死ぬ必要あったか…?と思いつつ、リセの心境を考えると、死なないと無理か〜…となった。これまでのストーリーが濃すぎて、次のストーリーに向けての部分がアッサリに感じた。うん。これまでのストーリーが濃すぎたんよ…
●蒼天編で印象的だったところ
登場人物たちの、それぞれが抱くそれぞれの願いが、想いが異なるが故に、争い、傷つけあい、疲れ、悲しみ、悲壮な覚悟を持っていたところ。
様々な想いがぶつかり合ったからこそ、感動するストーリーになったんだと思った。それから、伏線回収が細やかで、サブクエで仲良くなった人もその後にメインクエストで絡むことがあって、嬉しく感じた。白魔道士メインだから、ヤ・シュトラを救った時にラヤ・オが頷いてくれたのめちゃ嬉しかった…(´꒳`)
あと純粋にグリダニアの登場回数が多くて嬉しい。カヌ・エ様、若いのに決断力、行動力に溢れててマジ素晴らしい…ルナちゃん尊敬しちゃう…
●ストーリーについて
イシュガルドに逃げ込むところからスタートした蒼天編。街は荘厳で綺麗だけど、どこか重々しく、閑散として、雪に閉ざされて活気も少なく、どこか物悲しさを感じた。冷え切った心に、人の温かさを感じるスタートが印象的だった。
新生編は理由も少なく突き進む感じだったが、蒼天編では行動するのにきちんと理由が用意されており、どんどんルナちゃんと心が重なっていくのを感じた。(キャラ設定を作り始めたというのも大きいけどね)
主要なキャラ達との関わりも良かった。
オルシュファンは、新生編の時から友人想いの頭の柔軟な人物だと思っていたけれど、ウルダハから逃げ落ちた主人公たちを迎え入れてくれた時の距離感と温かさに「こんなにイイ人物だったのか」と驚かされたし、ほんの少し手助けしただけに過ぎない主人公をこんなにも旧友のように扱ってくれるということに熱い情を感じて、ここで初めて「(ルナちゃんが強く想っているように)ちゃんと大事な友人として扱おう」って、薄っぺらなゲームではない、生きた物語として向き合おうって思ったんだよね。自分の中で、本当の意味でルナちゃんが生まれた瞬間だと思うね、うん。(意味が分からなかったら、自己投影型の本好きの琴線に触れたと思ってください…)
イゼルとは、敵対してた時は常々「話し合おう? 知ってること教えてよ〜」と思っていたので、一緒に問題解決のために行動できるようになったときは嬉しかったね。イゼルのひたむきさは本当に愛らしかったし、独りで戦っていた彼女を助けてあげられたらと思うと、本当にルナちゃんと仲良くなってほしかったし、なんなら力を失って一般人として生きていてほしかったと思う。死んでしまった時は泣けた。
エスティニアンは最初、融通の利かないいけすかない野郎なタイプだと思ってたんだけど、アルフィノ達と一緒に旅をしてからは、一貫した精神と不器用な優しさ、緊急時の頼もしさを感じて、「変わりたくない心(竜を憎む心)を仲間や友のために抑えて、変わろうとしている人」なんだって思うようになった。だからこそ、自分を捨ててでも皆を守ろうとする彼を救えたのはほんと良かったし、安堵した。
兜をとったエスティニアンの髪色がアルフィノと似ていて、本当にアルフィノのことを弟のように感じていたんだろうな…と思った。あと、出立する時に見えた髪型がルナちゃんと同じっぽかったので「え!? 相棒(ルナちゃん)と同じ髪型にしてくれたってこと!? なんか気恥ずかしいんだけど…」ってなった(笑)
アイメリクは一貫していて、良くも悪くも変わらなかった印象。「友として」行動すると子犬のように喜ぶから、何となく弟のような友人枠に…(笑)
それから、所々でイケメンシーンがあるから「これは惚れるだろうな」と思うことが度々あった(笑)あと、アイメリクがエスティニアンをお姫様抱っこで運ぶシーンは「え!? 全身鎧を着ているエスティニアンを軽々と持ち運べるの!? …あ、あの両手剣を片手で扱えるくらい筋肉ムキムキならいけるか…」って妙な納得をした(笑)
ルキアは優秀なサポート役って感じで、あまり印象がない。フォルタン家の長男次男の方が余程印象的だった。フォルタン家の二人は最初と比べると随分と成長して、なんだかオルシュファンのようになったなーと思った。血の繋がりを感じる…。
竜詩戦争の全体のストーリーを通してみると、主人公はアイメリクで、イゼルで、エスティニアンで、アルフィノだったなと思った。ルナちゃんは確かに主人公なんだけど、別の物語の主人公感。コラボしてるって感じ? でも、竜との話はそれで良かったと思うし、そうだったからこそ、イシュガルドに渦巻く悲しみの連鎖というものが際立ったように思う。フレースヴェルグやニーズヘッグなどの竜の想いも理解できるからこその悲しみ。とても良かった。
ただ1つ、気になっているのが、何故詩竜ラタトクスが殺されたのかがわからないところ。過去視ではニーズヘッグが襲ってくるから対抗するために仕方なく…って語ってるけれど、妹竜が生きてる間は襲っていないはずなので、急な裏切りにしか思えず「?」ってなってる(´・ω・`)